AGU RESEARCH

コミュニケーション

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  • 教育人間科学部 心理学科
  • 脳や体の反応に着目し、言動に表れない「心の動き」をとらえる
  • 松田 いづみ 准教授
  • 心理生理学は、脳波や心拍数といった生理的反応から「心の動き」をとらえようとする分野だ。長年、警察庁科学警察研究所でポリグラフ検査の研究に携わり、科学捜査の進展に寄与してきた松田いづみ准教授。そこで培った知識・技術を生かし、より広く人の心を生理的な側面から解き明かそうと挑戦を続けている。時代の変化ととともに研究対象が多様化し、技術の発展に伴い新たな研究手法が生まれ、心理生理学の可能性は多方面に広がりを見せる。
    (2023年公開)

  • 経営学部 経営学科
  • 専門知見を社会の利益へ。
    より価値を生み出せるデータサイエンスの探究
  • 保科 架風 准教授
  • 統計的モデリングは、データの背後にある構造を表す数式=数理モデルをデータから求める手法で、これを利用することでさまざまな現象の予測や解釈を行うことができる。保科准教授は、より予測の精度が高く、汎用性のあるモデルをめざし、既存の理論を応用した新しい手法の開発に取り組む。理論研究の強みを生かし、専門知識がなくても間違えずにデータ分析ができる手法を社会に送り出すことで、誰もがデータサイエンスのもたらすメリットを最大限に活用できる未来を見据える。
    (2023年公開)

  • 文学部日本文学科
  • 先端的なコンピューター技術を駆使した
    データサイエンスで読み解く
    謎に満ちた古典語の世界
  • 近藤 泰弘 教授
  • いま、教育の現場では、文系・理系の境界を超え、お互いの学問領域を横断しながら学ぶ「文理融合」の考え方が広まりつつある。1970年代からコンピューターによる日本語学の研究にいち早く着目し、まさしく文理融合を実践してきた文学部日本文学科の近藤泰弘教授は、最先端のコンピューター技術で最古の古典語の謎に迫るべく研究を続けてきた。近藤教授が見据える、これからの人文学研究に求められる人材や発想力とは何か。(2022年掲載)

  • コミュニティ人間科学部
  • 博物館の存在意義とは。
    人・歴史・背景から読み解く
  • 大木 真徳(おおき まさのり) 准教授
  • 2000年ごろから、財政悪化などを背景に、公立博物館の統廃合に踏み切る地方自治体があらわれるようになる。これを契機に、博物館は何のために存在するのか、その意義があらためて問われるようになる。博物館学を専門とする大木真徳准教授は、文化的な資源を発見・評価したり、地域住民に知的活動の場を提供したりする点において博物館の必要性を説く。近代日本の篤志家らによる博物館開設の経緯や、それらが今日に受け継ぐ志と歴史をひも解きながら、現代・未来の博物館が有する価値について考える。(2021年掲載)

  • 文学部
  • 「SSARCモデル」が導く
    一人一人の認知能力に適した
    学び方を選べる未来
  • ロビンソン,P.J. 教授
  • Task-Based Language Learning(タスクに基づく言語学習)の先駆者である ロビンソン,P.J. 教授。言語学習分野の大家でもあり、 Scopus(スコーパス、世界最大級の抄録・引用文献データベース)での論文引用回数は、第二言語習得と応用言語学の分野で、世界上位1%にランクインしています。科学的な裏付けを有する先生の研究は言語学習分野の未来を切り拓き、打ち立てられたSSARCモデル理論は言語学以外のさまざまな学修にも応用が可能です。(2021年掲載)

  • 地球社会共生学部
  • インターネットで言葉/言論/社会はどう変わるのか
  • 樺島 榮一郎 教授
  • 1400年代後半に誕生した印刷によるコミュニケーションは、以後、500年にわたり、新聞・本・雑誌など、社会の主要メディアとともに伸長してきた。しかし、1990年代半ば、インターネットが台頭し始めたことで大きな変化が起きる。それは、紙から電子へ、アナログからデジタルへ、というメディアの移り変わりにとどまらず、私たちの使う言葉や思考を揺るがす大きな変化だ。ここでは、印刷からインターネットへというこの500年に一度の変化とはどのようなものだったのか、それによって私たちの言葉や思考がどう変わったのかについて、メディア産業論が専門の地球社会共生学部 樺島教授と考えてみたい。(2021年掲載)

  • 教育人間科学部
  • 外見に気を配ると、コミュニケーションはうまくいく?
  • 遠藤 健治 教授
  • 「人は見た目がすべて」と言われると反発したくなるかもしれないが、他人は私たちの内面を“ 推測する”ことしかできない。そのため、相手との良好な関係(コミュニケーション)を築きたいと考えるのであれば、人を判断するうえで重要な要素となる「見た目」にも気を配らざるをえないだろう。
    本コラムでは、非言語コミュニケーション手段のひとつである「見た目」に焦点をあて、複数のデータをもとに「見た目の変化」によって他者がどう反応するかを考察し、他者とのより良い関係を築き上げるための「程よい見た目」を探る。(2015年掲載)

  • 国際政治経済学部
  • コミュニケーション力の磨き方
  • 末田 清子 教授
  • 採用選考で重視する要素として「コミュニケーション能力」が10年連続で1位になるなど、「コミュニケーション力」が要求される近ごろ。「コミュニケーション力」を向上させるためには、いったい何をすればよいのでしょうか?
    本コラムでは、コミュニケーションの本質が何かを掘り下げるとともに、真の「コミュニケーション力」とは何かを説く。(2015年掲載)

  • 教育人間科学部
  • グローバル・コミュニケーション力は、あなたの日本語力から
  • 小森 茂 名誉教授
  • 英語を学ぶことの重要性が説かれ、小学校の早い段階から基礎的な英語力を身につけさせることを打ち出すわが国。しかし、日本語が満足に理解・活用できていない段階で、英語教育を充実させることが望ましいのでしょうか?本コラムでは、母国語をしっかり学ぶことの重要性を語るとともに、国語力の向上が、外国語習得の基礎につながることを説く。(2014年掲載)

  • 文学部
  • 言葉として「英語」を学ぶ
  • アレン 玉井 光江 教授
  • 「これからの日本人に必要なことは、自分の言葉で自分の意見をいうこと。」グローバル化の波が押し寄せ、日本人の英語力向上が叫ばれる中、英語を学ぶ意味のみならず、これからの日本人に求められるのは何かを説く。(2013年掲載)

  • 社会情報学部
  • よりよいコミュニケーションを考える
  • 高木 光太郎 教授
  • よりよいコミュニケーションをとる術が盛んに語られる昨今。しかし、そもそもコミュニケーションをとる相手は「他人」。ここではコミュニケーションを「お互いを分かり合え、伝え合う術」と捉えるのではなく、「違う考え方の相手とコミュニケーションをとる」と心得、望ましいコミュニケーションのあり方を説く。(2012年掲載)