AGU RESEARCH

テクノロジー / サイエンス

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  • 理工学部 情報テクノロジー学科
  • 掲載日 2023/05/19
  • ものの動きから芸術家の画風まで、CG技術でより高精度に再現する
  • 楽 詠灝 教授
  • CGは、実世界のものの動きや見え方を再現し映像化したもので、その技術は映画やアニメーションの制作に広く用いられている。楽詠灝教授は、太陽の光が私たちの目に届くまでの光学現象や多様な特性を持つ物質の動きのシミュレーションにおいて成果を挙げ、より複雑な動きの再現をめざして日々研究に励んでいる。近年は、芸術家の画風を再現するプロジェクトも進行中であり、私たちがゴッホ風のアニメーションを目にする日も近いかもしれない。

  • 社会情報学部 社会情報学科
  • お金に関する人々の行動メカニズムを紐解き、金融市場の安定化へ
  • 伏屋 広隆 教授
  • 金融市場では、時として他者の売買を模倣し追随する行動が広がる。すると株価が適正範囲を超えて大きく変動し、市場の不安定化を招く。伏屋広隆教授は、金融市場の動きを長期的な傾向と短期的な不確実性に分けて考察し、追随行動などにより広がる不確実性を適性範囲内に抑え、金融市場の安定化に寄与すべく研究を続けている。そこで活用されるのが確率微分方程式。金融に限らずさまざまな社会現象、自然現象の動向予測への応用が期待される。
    (2023年公開)

  • 経営学部 経営学科
  • 正確で客観的な資料を提示し、社会全体の適切な意思決定を促す
  • 荒木 万寿夫 教授
  • 国や地方公共団体が作成する統計調査である「公的統計」。綿密な準備と膨大な作業によって収集される文字通りのビッグデータであり、社会の実態を正確に映し出すことが求められる。荒木教授は、さまざまな意思決定に用いられるデータの精度や客観性を確保すべく官公庁の委員会に参画し、調査の設計から結果のデータ分析まで広く携わってきた。客観的な数値を根拠として提示することで、社会に建設的な議論を促す。
    (2023年公開)

  • 教育人間科学部 心理学科
  • 脳や体の反応に着目し、言動に表れない「心の動き」をとらえる
  • 松田 いづみ 准教授
  • 心理生理学は、脳波や心拍数といった生理的反応から「心の動き」をとらえようとする分野だ。長年、警察庁科学警察研究所でポリグラフ検査の研究に携わり、科学捜査の進展に寄与してきた松田いづみ准教授。そこで培った知識・技術を生かし、より広く人の心を生理的な側面から解き明かそうと挑戦を続けている。時代の変化ととともに研究対象が多様化し、技術の発展に伴い新たな研究手法が生まれ、心理生理学の可能性は多方面に広がりを見せる。
    (2023年公開)

  • 経営学部 経営学科
  • 専門知見を社会の利益へ。
    より価値を生み出せるデータサイエンスの探究
  • 保科 架風 准教授
  • 統計的モデリングは、データの背後にある構造を表す数式=数理モデルをデータから求める手法で、これを利用することでさまざまな現象の予測や解釈を行うことができる。保科准教授は、より予測の精度が高く、汎用性のあるモデルをめざし、既存の理論を応用した新しい手法の開発に取り組む。理論研究の強みを生かし、専門知識がなくても間違えずにデータ分析ができる手法を社会に送り出すことで、誰もがデータサイエンスのもたらすメリットを最大限に活用できる未来を見据える。
    (2023年公開)

  • 理工学部 化学・生命科学科
  • 未知への挑戦
    酵母菌に学ぶ高水圧環境への適応戦略
  • 阿部 文快 教授
  • 「ひとと同じことはしたくないな」。そんな想いからめぐり合ったのは高水圧に適応した微生物の研究だった。自ら研究手法を考え、独自の視点で切り拓く研究内容からは、時に世界を唸らせるような発見も導き出される。独創性と日々の実直な積み重ねで、0から1を見い出す基礎研究に挑んでいく。(2022年公開)

  • 経済学部 経済学科
  • 現代社会に急速に広がる統計学と今日のデータサイエンスに
    求められる統計リテラシー
  • 川崎 玉恵 准教授
  • ICTの進化に伴って収集できるようになった膨大なデータを、多変量解析などの統計的手法によって解析し、これまで見えてこなかった新たな視点を獲得する。統計学に基づくデータサイエンスは現代社会において非常に強力な武器ではあるが、一方で統計リテラシーを有していなければ、正しく活用していくことは難しい。川崎准教授の研究とともにこれからのデータ時代を見通し、データサイエンスを支える統計学や統計リテラシーとはどのようなものかを考える。(2022年公開)

  • 理工学部 物理科学科
  • 分子レベルで生物の仕組みを
    解き明かすことが、新たな物理法則の発見につながる
  • 富重 道雄 教授
  • 生物の体を細胞内の分子レベル内まで覗いてみると、そこには我々の目に映るマクロな世界とはまったく異なる物理法則で動くさまざまな分子機械(ナノマシン)が躍動する世界がある。物理学で生体の不思議を読み解き、あらたな物理法則の確立を目指す。そんな学究の姿が見えてくる。
    (2022年公開)

  • 文学部日本文学科
  • 先端的なコンピューター技術を駆使した
    データサイエンスで読み解く
    謎に満ちた古典語の世界
  • 近藤 泰弘 教授
  • いま、教育の現場では、文系・理系の境界を超え、お互いの学問領域を横断しながら学ぶ「文理融合」の考え方が広まりつつある。1970年代からコンピューターによる日本語学の研究にいち早く着目し、まさしく文理融合を実践してきた文学部日本文学科の近藤泰弘教授は、最先端のコンピューター技術で最古の古典語の謎に迫るべく研究を続けてきた。近藤教授が見据える、これからの人文学研究に求められる人材や発想力とは何か。(2022年掲載)

  • 経済学部
  • 数十年先の人口分布を町丁・字単位で予測し
    都市計画や防災計画の
    基礎となるデータを提供する
  • 井上 孝 教授
  • 人口構造の変化を長期的に見通すことは、国や自治体の政策立案において欠かせない。人口減少に拍車がかかる日本ではなおさらだ。しかし、詳細な人口推計は技術的な壁により、困難を極めた。推計エリアが狭いほど生じる数値の「ぶれ」をいかに抑えるか。井上教授はある古典的な理論を応用して画期的な方程式を編み出し、全国小地域別将来人口推計を実現させた。本コラムでは研究者の人となりに迫りながら、新手法の内容を解説する。
    (2021年掲載)

  • 文学部
  • 「SSARCモデル」が導く
    一人一人の認知能力に適した
    学び方を選べる未来
  • ロビンソン,P.J. 教授
  • Task-Based Language Learning(タスクに基づく言語学習)の先駆者である ロビンソン,P.J. 教授。言語学習分野の大家でもあり、 Scopus(スコーパス、世界最大級の抄録・引用文献データベース)での論文引用回数は、第二言語習得と応用言語学の分野で、世界上位1%にランクインしています。科学的な裏付けを有する先生の研究は言語学習分野の未来を切り拓き、打ち立てられたSSARCモデル理論は言語学以外のさまざまな学修にも応用が可能です。(2021年掲載)

  • 理工学部
  • レーザーを使って
    「分子の世界」を紐解く
  • 鈴木 正 教授
  • 物質を構成する原子・分子は目で直接見ることはできないが、分子に光を当て、その応答から「分子の世界」を観ることができる。光を受けて起きる反応が生命の維持・健康に寄与する反面、病気の原因にもなっていることが分かってきた。また、分子の反応を捉える解析手法を開発することも物理化学研究のテーマである。分子の世界を観て、複雑かつダイナミックなメカニズムを紐解くことが、どのような応用へとつながるか、その道筋を見てほしい。(2021年掲載)

  • 理工学部
  • わからないことを数理モデルで理解する面白さ
  • 市原 直幸 准教授
  • 世の中には課題解決に直結する研究もあれば、問題の本質を探究する学問もある。いうまでもなくどちらも必要だ。後者の成果は普段見えにくいが、数学で古くから知られていた変分法のアイデアが最適制御理論という形で発展し、アポロ計画に代表される宇宙工学の分野で用いられたという。この理論は現在さまざまな工学分野に応用され、基礎研究としてもいまなお進化を続けている。注目したいのは確率論との融合領域である確率最適制御理論だ。トレードオフの関係をいかに扱い、モデル化するのか、その本質に迫る。(2020年掲載)

  • 理工学部
  • 突発的な天体現象からダイナミックな宇宙を知る
  • 坂本 貴紀 教授
  • 宇宙では、 γ(ガンマ)線バーストや超新星爆発といった激しい天体現象が発生しているが、これらの現象は突然発生するため、人工衛星を使って宇宙の変化を常に観測しておく必要がある。現在、日本でも γ線バーストを監視する人工衛星を作ろうと計画を進めているが、その準備には多くの時間がかかる。そこで、私たちは、より手軽に製作できる超小型衛星を使用して、通信システムなどの技術実証を行おうと考えた。ここでは、その「速報実証衛星ARICA」プロジェクトに触れながら、これからの宇宙観測の在り方について考えてみたい。(2020年掲載)

  • 理工学部
  • とても薄い無機薄膜の大きな力
  • 重里 有三 教授
  • 日頃、無機薄膜という言葉はあまり耳にしないだろう。しかし、無機薄膜はスマートフォンやパソコンなどの電化製品には欠かせないものであり、無機薄膜のことを知ると日常の世界が違って見えるくらい、私たちの日常生活の中に浸透している。無機薄膜とはどのようなもので、今後研究を進めていくことでどのような世界を実現しうるのか。私の研究内容を例にしてお話ししたい。(2020年掲載)

  • 理工学部 情報テクノロジー学科
  • 掲載日 2023/05/19
  • ものの動きから芸術家の画風まで、CG技術でより高精度に再現する
  • 楽 詠灝 教授

  • 社会情報学部 社会情報学科
  • お金に関する人々の行動メカニズムを紐解き、金融市場の安定化へ
  • 伏屋 広隆 教授

  • 経営学部 経営学科
  • 正確で客観的な資料を提示し、社会全体の適切な意思決定を促す
  • 荒木 万寿夫 教授

  • 教育人間科学部 心理学科
  • 脳や体の反応に着目し、言動に表れない「心の動き」をとらえる
  • 松田 いづみ 准教授

  • 経営学部 経営学科
  • 専門知見を社会の利益へ。
    より価値を生み出せるデータサイエンスの探究
  • 保科 架風 准教授

  • 理工学部 化学・生命科学科
  • 未知への挑戦
    酵母菌に学ぶ高水圧環境への適応戦略
  • 阿部 文快 教授

  • 経済学部 経済学科
  • 現代社会に急速に広がる統計学と今日のデータサイエンスに
    求められる統計リテラシー
  • 川崎 玉恵 准教授

  • 理工学部 物理科学科
  • 分子レベルで生物の仕組みを
    解き明かすことが、新たな物理法則の発見につながる
  • 富重 道雄 教授

  • 文学部日本文学科
  • 先端的なコンピューター技術を駆使した
    データサイエンスで読み解く
    謎に満ちた古典語の世界
  • 近藤 泰弘 教授

  • 経済学部
  • 数十年先の人口分布を町丁・字単位で予測し
    都市計画や防災計画の
    基礎となるデータを提供する
  • 井上 孝 教授

  • 文学部
  • 「SSARCモデル」が導く
    一人一人の認知能力に適した
    学び方を選べる未来
  • ロビンソン,P.J. 教授

  • 理工学部
  • レーザーを使って
    「分子の世界」を紐解く
  • 鈴木 正 教授

  • 理工学部
  • わからないことを数理モデルで理解する面白さ
  • 市原 直幸 准教授

  • 理工学部
  • 突発的な天体現象からダイナミックな宇宙を知る
  • 坂本 貴紀 教授

  • 理工学部
  • とても薄い無機薄膜の大きな力
  • 重里 有三 教授