AGU RESEARCH

世界を読み解くコラム

  • 地球社会共生学部 地球社会共生学科
  • 「中進国の罠」に陥るメキシコ経済。
    その地域間格差や貧困の課題を考察する
  • 咲川 可央子 准教授
  • 学部時代にスペイン語と開発経済学に出会い、本学大学院でラテンアメリカの開発問題に関する研究を始めた咲川可央子准教授。その後のメキシコ大学院大学への留学経験から、主にメキシコ経済が抱える格差や貧困の課題に強い関心を持ち、「経済理論」「実証」「国の特徴」を3本柱に研究に取り組んできた。好奇心とエネルギーを武器にチャレンジし続けてきた自身の歩みを振り返り、未来への可能性あふれるすべての学生にエールを送る。
    (2022年6月公開)
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  • 経済学部 経済学科
  • 経済活動が環境に与える影響を
    エンジニアリングと経済学の複眼的視点でとらえる
  • 松本 茂 教授
  • 環境経済学は、経済活動を環境への影響を含めて分析し、環境負荷低減に向け実行可能な方策を見出そうとする分野だ。理系学部から経済学の道へ進んだ松本茂教授は、エンジニアと経済学者という二つの視点からこの分野の課題に取り組む。その研究へのスタンスと共に、企業と消費者、両者の選択と行動からとらえる環境経済学の基本的な考え方や、カーボンプライシング(炭素に価格をつけ、コスト負担を課すことで行動変容を促す政策手法)に関する研究成果を紹介する。
    (2022年6月公開)
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  • 法学部 ヒューマンライツ学科
  • LGBTQの人権問題を
    法学分野から法解釈の視点をもって掘り下げる
  • 谷口 洋幸 教授
  • LGBTQの人権問題に関する本格的な議論は1980年代にヨーロッパで起こり、世界へと波及したが、日本においてはまだ十分とは言えない状況だ。谷口洋幸教授はこの問題に法解釈学の視点から向き合い、国際的な人権規範の解釈が日本の法解釈に与える影響について、歴史や社会とのつながりを念頭に研究を進めている。LGBTQに限らず、人権問題を個人の意識や感覚という側面のみからとらえると根本的解決から遠ざかってしまう。私たちはどのような視座に立つべきなのだろうか。
    (2022年6月公開)
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  • コミュニティ人間科学部
  • 博物館の存在意義とは。
    人・歴史・背景から読み解く
  • 大木 真徳(おおき まさのり) 准教授
  • 2000年ごろから、財政悪化などを背景に、公立博物館の統廃合に踏み切る地方自治体があらわれるようになる。これを契機に、博物館は何のために存在するのか、その意義があらためて問われるようになる。博物館学を専門とする大木真徳准教授は、文化的な資源を発見・評価したり、地域住民に知的活動の場を提供したりする点において博物館の必要性を説く。近代日本の篤志家らによる博物館開設の経緯や、それらが今日に受け継ぐ志と歴史をひも解きながら、現代・未来の博物館が有する価値について考える。(2021年掲載)
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  • 経営学部
  • サービス品質を可視化し、これからの「顧客満足」のあり方を探求する
  • 小野 譲司 教授
  • 第3次産業は、GDPの7割を超える経済セクターだが、提供するサービスは無形で目に見えず、その品質を機械で測ることもできない。「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)」調査は、サービス産業での顧客満足度を可視化するための、国内最大級の顧客調査であり、その結果は「顧客の評価を起点とした業種を超えた競争」を促すものとして広く活用されている。ここでは、調査から見えてきた顧客心理と顧客満足度の関係性を取り上げながら、日本のサービスのあり方について考えてみたい。(2021年掲載)
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  • 経済学部
  • 数十年先の人口分布を町丁・字単位で予測し
    都市計画や防災計画の
    基礎となるデータを提供する
  • 井上 孝 教授
  • 人口構造の変化を長期的に見通すことは、国や自治体の政策立案において欠かせない。人口減少に拍車がかかる日本ではなおさらだ。しかし、詳細な人口推計は技術的な壁により、困難を極めた。推計エリアが狭いほど生じる数値の「ぶれ」をいかに抑えるか。井上教授はある古典的な理論を応用して画期的な方程式を編み出し、全国小地域別将来人口推計を実現させた。本コラムでは研究者の人となりに迫りながら、新手法の内容を解説する。
    (2021年掲載)
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  • 文学部
  • 「SSARCモデル」が導く
    一人一人の認知能力に適した
    学び方を選べる未来
  • ロビンソン,P.J. 教授
  • Task-Based Language Learning(タスクに基づく言語学習)の先駆者である ロビンソン,P.J. 教授。言語学習分野の大家でもあり、 Scopus(スコーパス、世界最大級の抄録・引用文献データベース)での論文引用回数は、第二言語習得と応用言語学の分野で、世界上位1%にランクインしています。科学的な裏付けを有する先生の研究は言語学習分野の未来を切り拓き、打ち立てられたSSARCモデル理論は言語学以外のさまざまな学修にも応用が可能です。(2021年掲載)
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  • 地球社会共生学部
  • インターネットで言葉/言論/社会はどう変わるのか
  • 樺島 榮一郎 教授
  • 1400年代後半に誕生した印刷によるコミュニケーションは、以後、500年にわたり、新聞・本・雑誌など、社会の主要メディアとともに伸長してきた。しかし、1990年代半ば、インターネットが台頭し始めたことで大きな変化が起きる。それは、紙から電子へ、アナログからデジタルへ、というメディアの移り変わりにとどまらず、私たちの使う言葉や思考を揺るがす大きな変化だ。ここでは、印刷からインターネットへというこの500年に一度の変化とはどのようなものだったのか、それによって私たちの言葉や思考がどう変わったのかについて、メディア産業論が専門の地球社会共生学部 樺島教授と考えてみたい。(2021年掲載)
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  • 経営学部
  • 数値を超えた
    コミュニケーションが導く
    会計学の現在と未来
  • 矢澤 憲一 教授
  • 多くの人は、会計と聞くと「計算すること」をイメージするだろう。しかし、経営学部経営学科の矢澤憲一教授は、「会計にとって計算とは一つの手段にすぎない。その数値を使ってどのようにコミュニケーションをするのかが重要」と語る。2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響は企業の経営活動に明暗を生んだが、企業が発信する決算書などのデータを数値のみならず、報告書等の文字情報も含めて詳細に読み解けば、そこからは企業の真の姿が浮き彫りになる。矢澤教授が最新のテキストマイニングの手法も駆使しながら見つめる、会計学の現在と未来とは。(2021年掲載)
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  • 法学部
  • あきらめず、主体的に動けば、世界は変えられる ~激変する時代のジェンダーと法
  • クープ,S.L.准教授
  • 世界のみならず、近年では日本国内でもジェンダー差別やジェンダー暴力の問題がクローズアップされている。国際刑事法と国際人権法を主な分野として、ジェンダーと法についての研究を続けてきたクープ准教授。国際人権法は、拷問等禁止条約や女性差別撤廃条約、人種差別撤廃条約などの人権条約や人権に関わる慣習国際法で規定されているルールであり、国が自国の管轄下にある者に対して保障しなければならない権利を定めている。国際刑事法とは、戦争犯罪や人道に対する犯罪、集団殺害犯罪(ジェノサイド)をはじめとする国際犯罪を行った個人に直接刑事責任を負わせる国際法を指す。これらについての研究を踏まえ、国際刑事裁判所の判例なども交えながら、女性や性的マイノリティへの差別や暴力、迫害に対して、法は、そして私たちは何ができるのか、何をすべきなのかを考察してみたい。(2021年掲載)
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  • 理工学部
  • レーザーを使って
    「分子の世界」を紐解く
  • 鈴木 正 教授
  • 物質を構成する原子・分子は目で直接見ることはできないが、分子に光を当て、その応答から「分子の世界」を観ることができる。光を受けて起きる反応が生命の維持・健康に寄与する反面、病気の原因にもなっていることが分かってきた。また、分子の反応を捉える解析手法を開発することも物理化学研究のテーマである。分子の世界を観て、複雑かつダイナミックなメカニズムを紐解くことが、どのような応用へとつながるか、その道筋を見てほしい。(2021年掲載)
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  • 法学部
  • フランス発「つながらない権利」をふまえた
    ウィズ・コロナ時代の新しい働き方とは
  • 細川 良 教授
  • 2020年は、新型コロナウイルスによってこれまでの社会のありようや価値観が変容した年として記憶されるかもしれない。企業においても、感染拡大防止の観点から自宅などでオンラインを通じて業務を行うテレワークが推奨されている。24時間インターネットに「つながりっぱなし」の状態は、果たして健全なのか。フランスでは、2016年に「つながらない権利」が法制化され、今もインターネットとの付き合い方が議論され続けている。ここでは、法学や私の研究分野である労働法の観点から、テレワークに象徴される新しい働き方とそれにともなう課題について考察してみたい。(2021年掲載)
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  • 理工学部
  • わからないことを数理モデルで理解する面白さ
  • 市原 直幸 准教授
  • 世の中には課題解決に直結する研究もあれば、問題の本質を探究する学問もある。いうまでもなくどちらも必要だ。後者の成果は普段見えにくいが、数学で古くから知られていた変分法のアイデアが最適制御理論という形で発展し、アポロ計画に代表される宇宙工学の分野で用いられたという。この理論は現在さまざまな工学分野に応用され、基礎研究としてもいまなお進化を続けている。注目したいのは確率論との融合領域である確率最適制御理論だ。トレードオフの関係をいかに扱い、モデル化するのか、その本質に迫る。(2020年掲載)
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  • 理工学部
  • 突発的な天体現象からダイナミックな宇宙を知る
  • 坂本 貴紀 教授
  • 宇宙では、 γ(ガンマ)線バーストや超新星爆発といった激しい天体現象が発生しているが、これらの現象は突然発生するため、人工衛星を使って宇宙の変化を常に観測しておく必要がある。現在、日本でも γ線バーストを監視する人工衛星を作ろうと計画を進めているが、その準備には多くの時間がかかる。そこで、私たちは、より手軽に製作できる超小型衛星を使用して、通信システムなどの技術実証を行おうと考えた。ここでは、その「速報実証衛星ARICA」プロジェクトに触れながら、これからの宇宙観測の在り方について考えてみたい。(2020年掲載)
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  • 文学部
  • 文人画の“こころ”を旅する
  • 出光 佐千子 准教授
  • 文人画とは、中国・唐宋時代に官僚などの知識人階級が、公務の余暇に描き始めた詩・書・絵からなる芸術作品である。宮廷での派閥闘争に負けて、彼らの中には政治家としての理想があるにも拘わらず、何らかの理由で政治舞台から降りなければならなかった者も少なくない。そうした知識人(文人)たちの挫折感や無念さを表現した中国の文人画が江戸中期の日本に伝わると、中国にあこがれる文化人たちのサロンの中で独自の発展を遂げることになる。ここでは、文人画に大きな影響を受けた池大雅や与謝蕪村、仙厓など、日本の著名な芸術家たちが作品に込めた思いを読み解きながら、そこに流れるおおらかで自由な創造力に迫る。また、あわせてコロナ禍における美術・美術館の役割についても考えてみたい。(2020年掲載)
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  • 理工学部
  • とても薄い無機薄膜の大きな力
  • 重里 有三 教授
  • 日頃、無機薄膜という言葉はあまり耳にしないだろう。しかし、無機薄膜はスマートフォンやパソコンなどの電化製品には欠かせないものであり、無機薄膜のことを知ると日常の世界が違って見えるくらい、私たちの日常生活の中に浸透している。無機薄膜とはどのようなもので、今後研究を進めていくことでどのような世界を実現しうるのか。私の研究内容を例にしてお話ししたい。(2020年掲載)
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  • 文学部
  • 「感染症の歴史」を未来に引き継ぐ
  • 飯島 渉 教授
  • 2020年に世界的な流行を見せた新型コロナウイルス感染症(COVID-19) (以下、新型コロナウイルス)は、世界に大きなインパクトを与え、社会のあり方をも変えようとしている。感染症と人類の関係は、農業を始め、野生動物を家畜化し、都市をつくりはじめた1万年ほど前まで遡ることができる。天然痘をはじめとして、さまざまな感染症が人類の文明に大きな影響を及ぼしてきた。歴史学という視角から感染症を研究することは、過去を知ることを通じて、現在の世界を知り、未来を展望するものであることを知っていただきたい。(2020年掲載)
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  • 総合文化政策学部
  • オリンピック開会式の「芸術プログラム」を読み解く
  • 飯笹 佐代子 教授
  • オリンピック・パラリンピックは華やかな開会式で幕を開ける。近年の開会式の特徴は、選手団の入場行進や聖火点灯などの儀式のほかに、一大ショーとしての「芸術プログラム」が盛大になっていることである。その内容のなかで、私の専門である多文化社会論の観点から興味深いのは、多文化・多民族の共生をアピールする演出である。本コラムでは、シドニー、ロンドン、リオデジャネイロ各大会の「芸術プログラム」に着目し、それぞれにおける多様性と共生をめぐる物語を読み解いてみたい。(2019年掲載)
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  • 地球社会共生学部 地球社会共生学科
  • 「中進国の罠」に陥るメキシコ経済。
    その地域間格差や貧困の課題を考察する
  • 咲川 可央子 准教授

  • 経済学部 経済学科
  • 経済活動が環境に与える影響を
    エンジニアリングと経済学の複眼的視点でとらえる
  • 松本 茂 教授

  • 法学部 ヒューマンライツ学科
  • LGBTQの人権問題を
    法学分野から法解釈の視点をもって掘り下げる
  • 谷口 洋幸 教授

  • コミュニティ人間科学部
  • 博物館の存在意義とは。
    人・歴史・背景から読み解く
  • 大木 真徳(おおき まさのり) 准教授

  • 経営学部
  • サービス品質を可視化し、これからの「顧客満足」のあり方を探求する
  • 小野 譲司 教授

  • 経済学部
  • 数十年先の人口分布を町丁・字単位で予測し
    都市計画や防災計画の
    基礎となるデータを提供する
  • 井上 孝 教授

  • 文学部
  • 「SSARCモデル」が導く
    一人一人の認知能力に適した
    学び方を選べる未来
  • ロビンソン,P.J. 教授

  • 地球社会共生学部
  • インターネットで言葉/言論/社会はどう変わるのか
  • 樺島 榮一郎 教授

  • 経営学部
  • 数値を超えた
    コミュニケーションが導く
    会計学の現在と未来
  • 矢澤 憲一 教授

  • 法学部
  • あきらめず、主体的に動けば、世界は変えられる ~激変する時代のジェンダーと法
  • クープ,S.L.准教授

  • 理工学部
  • レーザーを使って
    「分子の世界」を紐解く
  • 鈴木 正 教授

  • 法学部
  • フランス発「つながらない権利」をふまえた
    ウィズ・コロナ時代の新しい働き方とは
  • 細川 良 教授

  • 理工学部
  • わからないことを数理モデルで理解する面白さ
  • 市原 直幸 准教授

  • 理工学部
  • 突発的な天体現象からダイナミックな宇宙を知る
  • 坂本 貴紀 教授

  • 文学部
  • 文人画の“こころ”を旅する
  • 出光 佐千子 准教授

  • 理工学部
  • とても薄い無機薄膜の大きな力
  • 重里 有三 教授

  • 文学部
  • 「感染症の歴史」を未来に引き継ぐ
  • 飯島 渉 教授

  • 総合文化政策学部
  • オリンピック開会式の「芸術プログラム」を読み解く
  • 飯笹 佐代子 教授