AGU RESEARCH

未来を創るトピックス
ー 研究成果に迫る ー

青山学院大学の教員は、
妥協を許さない研究者であり、
豊かな社会を目指し、
常に最先端の研究を行っています。
未来を創る本学教員の研究成果を紐解きます。

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  • 理工学部 化学・生命科学科
  • 掲載日 2024/04/26
  • 薬剤性光線過敏症の原因となるケトプロフェンの光化学反応を解明
  • 柏原 航 助教
  • 湿布薬や飲み薬などに薬効成分として含まれている非ステロイド系抗炎症薬の成分であるケトプロフェンは、ときに薬剤性光線過敏症という副作用を発症することで知られています。今回、柏原助教は、過渡吸収分光法という分光学的手法を用いた実験と分子動力学計算による理論分析を組み合わせることにより、これまで明かされてこなかった光線過敏症に結びつく詳細なメカニズムを明らかにし、「日本光医学・光生物学会」で「奨励賞」を受賞しました。

  • 総合文化政策学部 総合文化政策学科
  • 掲載日 2024/02/27
  • 憲法第25条の「文化的」とは何なのか
    「素敵な偶然の出会いがある社会」を考える
  • 中村 美帆 准教授
  • 国民が文化に関わることを人権として認める「文化権」のあり方を検討するに際して、日本国憲法第25条第1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という条文、中でも「文化的」という言葉に着目。文化権に関して法学的見地のみならず、歴史学、文学的な多様な分析アプローチで書籍「文化的に生きる権利―文化政策研究からみた憲法第二十五条の可能性」をまとめ、日本文化政策学会第1回「学会奨励賞」を受賞しました。

  • 文学部 日本文学科
  • 掲載日 2023/06/27
  • 国語科教育を支援するオンラインプラットフォーム『COSMOS』が「日本語難民児童」を救う
  • 田中 祐輔 准教授
  • 日本語を母語とせず第二言語として習得するJSL(Japanese as a Second Language)児童に対して、国語教育のためのデータベースとアプリケーションによるオンラインプラットフォーム『COSMOS』を田中祐輔准教授らが研究開発し、無償で公開。誰でも・どこからでも・いつでも学ぶことのできる環境を提供したことが評価され、医療、教育、福祉、環境などの分野で功績を残した団体・個人に対して表彰と支援を行う「SDGs岩佐賞」(公益財団法人 岩佐教育文化財団)を受賞しました。

  • 経済学部 経済学科
  • 掲載日 2023/06/26
  • カーボンプライシングの効果を経済学的・定量的に分析
    〜二酸化炭素の排出削減と経済成長の両立を提案〜
  • 松本 茂 教授
  • 消費に関するミクロデータを用いた分析で、家計に対するカーボンプライシング政策の影響を精緻に分析した松本茂教授らの研究グループが、「市村地球環境学術賞」で「功績賞」を受賞しました。欧米各国に比べ、日本では社会への浸透が遅れている点が指摘されているカーボンプライシング政策に関して、その有効性や効果を経済学的・定量的に分析し、さらに今後に対する政策提言を行い、経済活動を大きく停滞させずに排出削減を実現するための方法を提案した点が高く評価されています。

  • 理工学部 物理科学科
  • 掲載日 2023/06/22
  • 実験室で宇宙プラズマ衝撃波の生成に成功。
    その成果を米科学誌に論文発表
  • 山崎 了 教授
  • 超新星残骸などに存在する宇宙プラズマ衝撃波で作られると考えられる宇宙線。そのメカニズムの解明において、従来は人工衛星による観測が唯一の実証研究の手段でしたが、青山学院大学・山崎了教授ら8大学の共同研究グループが大型レーザーを用いた実験によって実験室内に宇宙プラズマ衝撃波を生成させることに成功し、その成果を米科学誌“Physical Review E”に論文として発表しました。

  • 法学部 ヒューマンライツ学科
  • 掲載日 2023/06/20
  • 難民問題を通じてEUの構造的問題を考察
    〜国際機構のあり方を問い直す大胆な試み〜
  • 大道寺 隆也 准教授
  • 「手本」ととらえられることの多いEUの難民対応のあり方を精緻に分析し、EU立憲主義の限界を鋭く批判。大胆な問題提起を行った大道寺准教授による論文が日本EU学会が授与する「EU研究奨励賞」に選ばれました。EUの出入国管理に目を向けると「いかに入国させないか」「いかに難民申請させないか」といった人権侵害が構造的に放置されている状況があり、これらの問題を踏まえてEU像を編み直し、日本国内での新たなEU像確立を目指します。

  • 理工学部 物理科学科
  • 掲載日 2023/06/19
  • 高温超伝導磁石の開発手法を追究
    〜NMRの小型汎用化の実現を目指す〜
  • 元木 貴則 助教
  • 高温超伝導を実現するバルク磁石育成技術の確立が、多彩な分野に用いられるNMR(核磁気共鳴装置)の小型化・省消費電力化につながるとして、元木貴則助教の研究がNEDO「未踏チャレンジ2050」に採択されました。有機化合物などの構造解析に用いられるNMRは極低温域まで冷却する必要がありますが、元木助教の開発する高温超伝導磁石育成技術によって、従来より広い温度帯での稼働につながり、活用しやすい装置の開発が実現すると期待されます。

  • 理工学部 物理科学科
  • 掲載日 2023/06/16
  • 細胞内の染色体の動きを表す数式を発見
    〜生命の神秘を物理学的観点から解き明かす〜
  • 坂上 貴洋 教授
  • 生体の細胞内における染色体の動きが、ブラウン運動を元にした物理学的にシンプルな数式で表現できることを発見した坂上貴洋教授が参加する共同研究が、権威ある科学雑誌“Physical Review Letters”に掲載されました。細胞内の動きという生物学領域を、ブラウン運動に基づく考え方をベースに物理学的視点からとらえ、細胞内で動く染色体(クロマチン)の動きをシンプルな数式で表現。今後、遺伝の仕組み解明につながることが期待されます。

  • 理工学部 化学・生命科学科
  • 掲載日 2024/04/26
  • 薬剤性光線過敏症の原因となるケトプロフェンの光化学反応を解明
  • 柏原 航 助教

  • 総合文化政策学部 総合文化政策学科
  • 掲載日 2024/02/27
  • 憲法第25条の「文化的」とは何なのか
    「素敵な偶然の出会いがある社会」を考える
  • 中村 美帆 准教授

  • 文学部 日本文学科
  • 掲載日 2023/06/27
  • 国語科教育を支援するオンラインプラットフォーム『COSMOS』が「日本語難民児童」を救う
  • 田中 祐輔 准教授

  • 経済学部 経済学科
  • 掲載日 2023/06/26
  • カーボンプライシングの効果を経済学的・定量的に分析
    〜二酸化炭素の排出削減と経済成長の両立を提案〜
  • 松本 茂 教授

  • 理工学部 物理科学科
  • 掲載日 2023/06/22
  • 実験室で宇宙プラズマ衝撃波の生成に成功。
    その成果を米科学誌に論文発表
  • 山崎 了 教授

  • 法学部 ヒューマンライツ学科
  • 掲載日 2023/06/20
  • 難民問題を通じてEUの構造的問題を考察
    〜国際機構のあり方を問い直す大胆な試み〜
  • 大道寺 隆也 准教授

  • 理工学部 物理科学科
  • 掲載日 2023/06/19
  • 高温超伝導磁石の開発手法を追究
    〜NMRの小型汎用化の実現を目指す〜
  • 元木 貴則 助教

  • 理工学部 物理科学科
  • 掲載日 2023/06/16
  • 細胞内の染色体の動きを表す数式を発見
    〜生命の神秘を物理学的観点から解き明かす〜
  • 坂上 貴洋 教授

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