AGU RESEARCH

カルチャー(歴史)

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  • 法学部 ヒューマンライツ学科
  • 掲載日 2024/05/17
  • 法学研究の立場にこだわり、LGBTQをめぐる人権保障に挑む
  • 谷口 洋幸 教授
  • 谷口洋幸教授はLGBTQに関する人権問題について、法律が果たすべき役割に着目し、国際法・比較法の観点から独自の研究を推進している。立法や法改正はスピーディーに実現できるアプローチではないが、その社会的インパクトは限りなく大きい。日本においては、2023年に「SOGI理解増進法」が施行され耳目を集めた。一般的な法的拘束力にとどまらず、社会規範や人々の認識そのものを変えていく力が「法」にはある。

  • 経営学部 マーケティング学科
  • 掲載日 2024/05/17
  • 経済、社会、文化・歴史が絡み合った流通システムのメカニズムをひも解く
  • 東 伸一 教授
  • 生産と消費とを結び付ける、巨大な社会的仕組みである「流通」。東伸一教授は文化や歴史、社会・経済などの背景を踏まえ、国や地域ごとに特徴的な流通の構造が生まれるに至る要因を浮き彫りにしてきた。多様で複雑な要素が織りなす流通の仕組みをひも解くためには、研究対象に適した方法を見出すことが大切だ。そのため、社会科学ならではの研究手法の研究にも取り組んでいる。現在は、日英の複数大学による共同研究プロジェクトの代表として、流通の大海の全体と個々の部分にかかわる有力理論・仮説の検討とそれらを現実の流通現象に照らし合わせて実証する一連の研究に注力している。

  • コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
  • 掲載日 2024/05/16
  • 人生100年時代におけるワークライフバランスを考える
  • 小川 誠子 教授
  • ワークライフバランスとは、仕事と仕事以外の生活をどちらも犠牲にすることなく、双方の調和を目指すことを意味する。少子化をはじめとした社会課題を解決する上で、避けては通れない概念だ。客室乗務員時代に企業内教育に関心を抱いたことをきっかけとして、研究者の道に進んだ小川誠子教授。理想を追い求めるのではなく、「実社会と乖離しない研究」を常に心掛け、ワークライフバランスというテーマと真摯に向き合っている。

  • 地球社会共生学部 地球社会共生学科
  • 掲載日 2024/05/10
  • 持続可能な平和のため、一人ひとりの信頼に基づく和解を追究する
  • 熊谷 奈緒子 教授
  • 世界では一度停戦しても、再び対立や衝突が起きるケースが後を絶たない。こうした国際社会における衝突が「和解」にたどり着くために必要な条件を、熊谷奈緒子教授は謝罪、赦し、記憶、補償、正義などの意味を探りながら研究している。東アジアや欧州で起きた過去の事例を参考に、被害者・加害者間の信頼関係を取り戻す道筋を模索してきた。 負の感情を乗り越えて持続可能な平和を構築するために、歴史を直視し、当事者一人ひとりの心の声に耳を傾ける姿勢が求められている。

  • 国際政治経済学部
    国際経済学科
  • 生活環境の差異が子どもの発達に及ぼす影響とは。
    教育と研究の両面で持続可能な社会の実現に貢献する
  • 沈 承揆 准教授
  • 生まれた家庭以外の環境で暮らす子どもを対象とした調査・分析により、生活環境の差異が発達に及ぼす影響について研究してきた沈承揆准教授。他者を思いやる心や前向きな考え方、広い視野から物事をとらえる力は、周囲との良好な関係性、そして教育によって醸成されるものであり、いずれも持続可能な社会の実現に不可欠な要素だと話す。自身も学生に対する日々の指導や、子どもの発達に関する専門的研究を通じて、社会へのさらなる貢献をめざしている。
    (2023年公開)

  • コミュニティ人間科学部
    コミュニティ人間科学科
  • 「感受性」と「勘」から
    教育と社会のありようを紐解き、課題の解消を目指していく
  • 西島 央 教授
  • 社会の中における教育について考える「教育社会学」。音楽教育などをテーマに教育と社会の関連を考えていくうちに、その取り組みは時代や地域を越えて広がり、学問へはどのように向き合うべきか。その姿勢まで浮かび上がってくる。
    (2023年公開)

  • 文学部日本文学科
  • 先端的なコンピューター技術を駆使した
    データサイエンスで読み解く
    謎に満ちた古典語の世界
  • 近藤 泰弘 教授
  • いま、教育の現場では、文系・理系の境界を超え、お互いの学問領域を横断しながら学ぶ「文理融合」の考え方が広まりつつある。1970年代からコンピューターによる日本語学の研究にいち早く着目し、まさしく文理融合を実践してきた文学部日本文学科の近藤泰弘教授は、最先端のコンピューター技術で最古の古典語の謎に迫るべく研究を続けてきた。近藤教授が見据える、これからの人文学研究に求められる人材や発想力とは何か。(2022年掲載)

  • 地球社会共生学部 地球社会共生学科
  • 「中進国の罠」に陥るメキシコ経済。
    その地域間格差や貧困の課題を考察する
  • 咲川 可央子 准教授
  • 学部時代にスペイン語と開発経済学に出会い、本学大学院でラテンアメリカの開発問題に関する研究を始めた咲川可央子准教授。その後のメキシコ大学院大学への留学経験から、主にメキシコ経済が抱える格差や貧困の課題に強い関心を持ち、「経済理論」「実証」「国の特徴」を3本柱に研究に取り組んできた。好奇心とエネルギーを武器にチャレンジし続けてきた自身の歩みを振り返り、未来への可能性あふれるすべての学生にエールを送る。
    (2022年掲載)

  • コミュニティ人間科学部
  • 博物館の存在意義とは。
    人・歴史・背景から読み解く
  • 大木 真徳(おおき まさのり) 准教授
  • 2000年ごろから、財政悪化などを背景に、公立博物館の統廃合に踏み切る地方自治体があらわれるようになる。これを契機に、博物館は何のために存在するのか、その意義があらためて問われるようになる。博物館学を専門とする大木真徳准教授は、文化的な資源を発見・評価したり、地域住民に知的活動の場を提供したりする点において博物館の必要性を説く。近代日本の篤志家らによる博物館開設の経緯や、それらが今日に受け継ぐ志と歴史をひも解きながら、現代・未来の博物館が有する価値について考える。(2021年掲載)

  • 地球社会共生学部
  • インターネットで言葉/言論/社会はどう変わるのか
  • 樺島 榮一郎 教授
  • 1400年代後半に誕生した印刷によるコミュニケーションは、以後、500年にわたり、新聞・本・雑誌など、社会の主要メディアとともに伸長してきた。しかし、1990年代半ば、インターネットが台頭し始めたことで大きな変化が起きる。それは、紙から電子へ、アナログからデジタルへ、というメディアの移り変わりにとどまらず、私たちの使う言葉や思考を揺るがす大きな変化だ。ここでは、印刷からインターネットへというこの500年に一度の変化とはどのようなものだったのか、それによって私たちの言葉や思考がどう変わったのかについて、メディア産業論が専門の地球社会共生学部 樺島教授と考えてみたい。(2021年掲載)

  • 文学部
  • 文人画の“こころ”を旅する
  • 出光 佐千子 准教授
  • 文人画とは、中国・唐宋時代に官僚などの知識人階級が、公務の余暇に描き始めた詩・書・絵からなる芸術作品である。宮廷での派閥闘争に負けて、彼らの中には政治家としての理想があるにも拘わらず、何らかの理由で政治舞台から降りなければならなかった者も少なくない。そうした知識人(文人)たちの挫折感や無念さを表現した中国の文人画が江戸中期の日本に伝わると、中国にあこがれる文化人たちのサロンの中で独自の発展を遂げることになる。ここでは、文人画に大きな影響を受けた池大雅や与謝蕪村、仙厓など、日本の著名な芸術家たちが作品に込めた思いを読み解きながら、そこに流れるおおらかで自由な創造力に迫る。また、あわせてコロナ禍における美術・美術館の役割についても考えてみたい。(2020年掲載)

  • 文学部
  • 「感染症の歴史」を未来に引き継ぐ
  • 飯島 渉 教授
  • 2020年に世界的な流行を見せた新型コロナウイルス感染症(COVID-19) (以下、新型コロナウイルス)は、世界に大きなインパクトを与え、社会のあり方をも変えようとしている。感染症と人類の関係は、農業を始め、野生動物を家畜化し、都市をつくりはじめた1万年ほど前まで遡ることができる。天然痘をはじめとして、さまざまな感染症が人類の文明に大きな影響を及ぼしてきた。歴史学という視角から感染症を研究することは、過去を知ることを通じて、現在の世界を知り、未来を展望するものであることを知っていただきたい。(2020年掲載)

  • 文学部
  • ルネサンス美術の見方が変わる
  • 水野 千依 教授
  • 私たちは、美術作品を「美しいもの」として鑑賞する対象だと考えがちである。しかし、近代以前の作品の多くは、人々の暮らしや信仰に根付いたものであり、それらに施されたイメージは、美的価値にとどまらず、見る者の心に崇敬、畏怖、魅惑……といった多様な感情をかき立ててきた。本コラムでは、人々の「生活」の中に息づいていたイメージに着目しながら、ルネサンス美術を鑑賞する面白さについて紹介する。(2018年掲載)

  • 文学部
  • 文学は、私たちの<生>を支える
  • 土方 洋一 教授
  • 昨今、「世の中の役に立つか、立たないか」という一面的な判断から、実学が重用され、文学をはじめとする人文学系学問が軽視される傾向にあり、人文学系学問の存在意義が問われている。本コラムでは、人文学を学ぶ意義について、文学を例にあげて明示するとともに、文学の魅力、本を読むことの価値について説く。(2017年掲載)

  • 文学部
  • 歴史は、誰のためのもの?
  • 阪本 浩 教授
  • 「なぜ歴史を学ぶ必要があるのか?」歴史を学ぶ意義のひとつは「いま世界で起きている事象を把握するためにそこに至るまでの過程や背景を理解するため」であろう。しかし、歴史を学ぶ最も重要な意味は、歴史が多面的・多角的なものであることを理解し、自身の歴史観を再構成していくことではないだろうか。本コラムでは、クレオパトラの人物像を例に歴史には複数の見方があることを示し、歴史の多面性について考察する。そして改めて「歴史を学ぶ意義」を探究する。(2015年掲載)

  • 法学部 ヒューマンライツ学科
  • 掲載日 2024/05/17
  • 法学研究の立場にこだわり、LGBTQをめぐる人権保障に挑む
  • 谷口 洋幸 教授

  • 経営学部 マーケティング学科
  • 掲載日 2024/05/17
  • 経済、社会、文化・歴史が絡み合った流通システムのメカニズムをひも解く
  • 東 伸一 教授

  • コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
  • 掲載日 2024/05/16
  • 人生100年時代におけるワークライフバランスを考える
  • 小川 誠子 教授

  • 地球社会共生学部 地球社会共生学科
  • 掲載日 2024/05/10
  • 持続可能な平和のため、一人ひとりの信頼に基づく和解を追究する
  • 熊谷 奈緒子 教授

  • 国際政治経済学部
    国際経済学科
  • 生活環境の差異が子どもの発達に及ぼす影響とは。
    教育と研究の両面で持続可能な社会の実現に貢献する
  • 沈 承揆 准教授

  • コミュニティ人間科学部
    コミュニティ人間科学科
  • 「感受性」と「勘」から
    教育と社会のありようを紐解き、課題の解消を目指していく
  • 西島 央 教授

  • 文学部日本文学科
  • 先端的なコンピューター技術を駆使した
    データサイエンスで読み解く
    謎に満ちた古典語の世界
  • 近藤 泰弘 教授

  • 地球社会共生学部 地球社会共生学科
  • 「中進国の罠」に陥るメキシコ経済。
    その地域間格差や貧困の課題を考察する
  • 咲川 可央子 准教授

  • コミュニティ人間科学部
  • 博物館の存在意義とは。
    人・歴史・背景から読み解く
  • 大木 真徳(おおき まさのり) 准教授

  • 地球社会共生学部
  • インターネットで言葉/言論/社会はどう変わるのか
  • 樺島 榮一郎 教授

  • 文学部
  • 文人画の“こころ”を旅する
  • 出光 佐千子 准教授

  • 文学部
  • 「感染症の歴史」を未来に引き継ぐ
  • 飯島 渉 教授

  • 文学部
  • ルネサンス美術の見方が変わる
  • 水野 千依 教授

  • 文学部
  • 文学は、私たちの<生>を支える
  • 土方 洋一 教授

  • 文学部
  • 歴史は、誰のためのもの?
  • 阪本 浩 教授